2011-05-05から1日間の記事一覧

プラトン 『ゴルギアス』

立身出世の為だけになされる弁論術、実利のみを目的とした道徳心を批判し、個人道徳と政治について論じた『国家』における哲人統治の萌芽を見ることが出来る対話編です。加来 彰俊訳『ゴルギアス』(岩波文庫) 1967 加来 彰俊訳『プラトン全集〈9〉 ゴルギア…

プラトン 『国家』

国家による裁判によって処刑された師ソクラテスの姿をまのあたりにしたプラトンによる国家論であり長編対話編です。正義の徳の実現を、個々の人間の魂のあり方を越えて論じた哲人統治思想の名著です。藤沢 令夫訳 『国家 上巻・下巻』(岩波文庫) 1979 プラト…

プラトン 『エウテュプロン』

裁判にかけられるソクラテスがその道中、自らを起訴したエウテュプロンと議論する場面を描いた対話編。正義と不正、美醜、善いことの解釈をめぐって議論が展開され、「敬虔なるもの」についての考察へと至ります。今林 万里子, 松永 雄二,田中 美知太郎訳 プ…

プラトン関連文献一覧

プラトン全著作一覧

初期(主にソクラテスの姿を描く) 『ソクラテスの弁明』 『クリトン』 『プロタゴラス』 『エウテュプロン』 イオン ヒッピアス (大) ヒッピアス (小) ラケス カルミデス リュシス 『ゴルギアス』 メノン 中期(イデア論を展開) 饗宴 『国家』 クラテュロ…