大森荘蔵 『時間と存在』

 日常生活から出発する〈意味のシミュレーション〉の方法で、これまでの哲学や科学で論じられてきたさまざまな時間論、実在論を乗り越え、〈脳〉と〈意識〉をめぐる常識を根底から覆す、色即是空実在論

 時間についての論考から始まり、重ね描きという概念を用いて、これまでの存在論実在論がはたせなかった新しい世界観の提案が、本論文集でなされる。これまで、幾何学非実在性、脳と意識の関係のあいまいさに悩んできた人は、ぜひ一読をされたい。所要時間、机にすわって、2時間x3週間。 (amazonレビューより)

大森荘蔵 『時間と存在』青土社 (1994)

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