大森荘蔵 『言語・知覚・世界』

 ギリシャ以来,哲学の中心的なテーマの一つであった存在と意識の関係の問題は,現在,自然諸科学の豊富な成果に直面して,人間のあり方についての思索の中での新たな定位を求められつつある.本書は,伝統的な,世界と意識の問題に,知覚の構造の緻密な分析を手掛かりとして,新しい視角から照明を与え,物・世界・他者の哲学的意味を探究するとともに,それらの言語的表現の検討を通して,科学の基礎にある二元論的世界像の構成の解明を企図した労作である. (岩波書店ホームページより)

大森荘蔵 『言語・知覚・世界』 1971

大森荘蔵著作集〈第3巻〉 言語・知覚・世界』1998

 

大森荘蔵全著作一覧

大森荘蔵関連文献一覧